わたるの粋2スローライフ

都田建設でお庭を担当している　わたる　です。

今日はアプローチについて考えてみましょう





アプローチを辞書で引くと、『（ある場所・人に）近づく、接近する』『（ある場所へ）近づく道、通じる道』といった意味が書かれていました

お庭で言うと「通路」とか「園路」で、「門から玄関」「玄関から主庭に通じる道」、あるいは「サービスヤードから主庭へ通じる道」ではないでしょうか

これをただ意味どおりに「通路」としてしまうか、あるいはここに「意義」を持たせるかで庭は大きく変わってくると思っています

アプローチに「庭をより魅力的に」という付加価値を加えるには、どのようにすれば良いのでしょうか


例えば、

・目的地をまっすぐに繋ぐのではなく、わざと蛇行させることで視線を遮らせ「見えないものへの期待感」を持たせる

・あえて必要ではないアプローチを設け、庭のこだわりポイントへ誘う

・アプローチを長く取ることで庭に広がりを感じさせる見せたくない部分を避けてアプローチを設ける


などが考えられます。

どうでしょう

ゾーニングや動線だけで考える「ただの通路」と、「庭を演出する」という意義をもたせたアプローチとではできあがりにはかなりの差が表れると思います

ただし、実際にプランを練る際は、「実用との兼ね合いを見ながら、不便を感じないように」というポイントは押さえておきましょうね

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